ブラジル産地情報 2012年02月
2012年2月23日
ブラジル国内のコーヒー消費量は依然として増加を続けているが、予想よりも鈍化している。2010年11月から2011年10月におけるコーヒー消費量は前年より3.1%増加し、19.72百万袋/60kgとなり、昨年初めに発表された5%増加という予想を下回る結果となった。
また同時期の予想では2012年終わり頃にはアメリカの消費量を抜き世界のトップに躍り出るとされていたが、今回の結果を受け、2013年時点まで延ばしてもその予想数量は21百万袋/60kgとなり、アメリカの現在値である23百万袋/60kgには満たない見込み。
2012年2月18日
CECAFE(ブラジルコーヒー輸出協会)は、同国の2012年1月コーヒー輸出量が前年同月比28%減の1,862,274袋になったと発表。品種別内訳は、アラビカ種が1,827,531袋、コニロンが34,743袋。同国1月の輸出量としては、過去5年間で最も少ない数量となった。
2012年2月15日
2010年11月〜2011年10月の1年間の国内消費量は、1972万袋(前年同期比1913万袋、3.11%追加)。 国民一人当たりの消費量は、6.10kg(生豆ベース)、4.88kg(焙煎豆ベース)。1965年の4.72kg(焙煎豆ベース)を超える過去最高値となった。本年同時期の予想消費量は、2,041万袋(3.5%増)、2,100万袋を超えるのは、翌年になる見込み。
2012年2月13日
現状、例年通りの降雨量が観測され、結実時の天候状況としては順調といえるが、開花時期の降雨開始がずれ込んだこと、またその後の降雨量が一時的に十分ではなかったことを受けて、当初の生産量予測(最大6,000万袋前後)は下方修正されている。2012年1月10日付で、ブラジル農務省(CONAB)が第1回目のクロップ予想を発表したが、4,897〜5,227万袋(中間値:5,062万袋)という予測値になっている。(CONABとしては、初めて5,000万袋以上の数字を発表)また、同日のブラジル地理統計院(IBGE)の発表(毎月月初に発表)によれば、5,010万袋と予想されている。