ブラジル産地情報 2012年03月
2012年3月26日
・パートナーバイヤーによると、ニュークロップは順調に生育しており、例年通り5月から収穫が始まる見通し。
・一方で、今年は霜害に注意を要する年だとされる。これは、今年の冬場の気象パターンは、ラニーニャの収束(エルニーニョへの移行)により落ち着いたものとなり、南からの寒気団の侵入を妨げる障害が少ないからだとされている。
2012年3月10日
2月の輸出量は199万1千袋/60kgであったとのこと。CECAFEも来週に2月の輸出量を発表する予定。
Terra Forte グループは、コニロンの歩留まりが予想を上回る見通しであることを受けて、12/13クロップの生産量見通しを事前見通しの
5,250万袋から5,390万袋に上昇修正した。
2012年3月2日
・ブラジルコーヒー産業協会は、2010年11月〜2011年10月の1年間の同国国内コーヒー消費量を発表した。全体の消費量は1,972万袋となり、一人当たりの消費量は生豆換算で6.10kg、焙煎豆換算で4.88kg、前年と比べ1.45%上昇し過去最高となった。また、2011年11月〜2012年10月の消費量は前年同時期比3.5%増の2,041万袋となる見通しとのこと。
・ブラジル最大級の輸出業者Terra Forte社(在サンパウロ、輸出規模:1.5百万〜1.8百万袋/年)は12/13クロップの収穫量予想を以下の通り発表した。
◆1.12/13クロップの収穫量は53.9百万袋。11/12クロップ(裏作)比約16%増、10/11クロップ(表作)比約3%減。従い、過去最大の収穫量とはならない。特に、同国最大の生産地帯である南ミナス地域の収穫量は10/11クロップ比約12%減となる見込み。
◆2.昨年11月の第一回発表では52.5百万袋と予想していたので、本最終発表は上方修正となる。主原因は、コニロンの収穫量増加見通しによる(過去最大となる見込み)。
◆3.天候は昨年以降順調に推移しておりチェリーの発育にも良好な環境となっている。ただし、降雨が遅れたため、発育速度は遅く収穫は大部分の地域で遅れることが予想される。