ブラジル産地情報 2012年05月
2012年5月26日
・先週は国内取引が活発に行われた模様であったものの、輸出取引についてはレアル安にもかかわらず、売り手と買い手のアイデア価格が大きく開いていたため、活発ではなかった。
・CECAFEでは4月の輸出量を196万袋/60kgと発表。内訳はアラビカが170万袋、コニロンが3万5千袋、インスタントが24万3千袋相当。ブラジルの輸出量が200万袋を下回ったのは2008年6月以来であり、ここ最近の輸出量急減速が鮮明になっている。
・また、CONABが発表した12/13クロップの第2回目見通し数量は前回比微減となる5,045万袋(1月発表の前回見通しは5,061万袋)で、内訳は3,810万袋がアラビカ、1,230万袋がコニロン。地域別では、ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州、サンパウロ州等で前回見通しより生産量が多くなり、サンパウロ州では1〜3月のまとまった降雨が観測された影響で前回見通し比9.5%となった。一方ロンドニア州、マタ・グロッソ州、パラ州、バイア州で前回見通しより少なくなった。特にバイア州では1月以降の干ばつの影響で19.3%減と、大幅減となった。