ブラジル産地情報 2011年9月
2011年9月21日
ブラジル食料供給公社(CONAB)は13日、同国の11/12クロップ予想を43.15百万袋(1袋=60kg)へと、前回(11年5月時点)の43.5百万袋より下方修正したが、収穫前の予想に比べ小粒豆が多く歩留まりが悪化した、というのが背景との事。一時期は、裏作にもかかわらず、50百万袋に近い数字が見込まれていたが、現在ではもはや届かないだろうというのが一般的な産地側の見解。
以下、主な機関発表の生産予想量
・USDA(2011年6月発表): 4,920万袋
・Mecon(2011年8月発表): 4,860万袋
・CONAB(2011年5月発表): 4,354万袋
・CONAB(2011年9月発表): 4,315万袋
2011年9月16日
・乾燥し例年に比べ気温の高い状態が続く見通しで、一部生産者は旱魃が発生することを懸念している。
・小売コーヒー市場で約22%のシェアを誇る同国最大のコーヒー焙煎業者のSara Lee(アメリカ資本)は、同国の有力飲料メーカーであるMarata社の買収、もしくはジョイントベンチャーの立ち上げを検討しているとのこと。買収となる場合、買収額は6億1700万ドルに達する可能性があるとのこと。
2011年9月13日
・ブラジルコーヒー生産者協会(Cecafe)は、本年8月輸出量は約259万トンとなると発表。前年同期の輸出量は280万トンだった。
・先週は、旺盛な海外バイヤーからの需要を背景に活発に取引が行われた。一部バイヤーは、レアルの下落もありディファレンシャルの下落を期待しているものの、アラビカの中でも特にファインカップの需要は強く、生産者は引き続き高値での販売を期待しており、価格は高値を維持しているとのこと。
・収穫の進捗率は約94%となり、今クロップの収穫はほぼ終了した模様。