コロンビアのコーヒー生産について
2011.09.28 SCAJ2011カンファレンスより
FNC
Mr.Carlos Alberto Gonzalez氏
<2011〜2020年生産計画数>
2012年 11.0
2013年 12.6
2014年 14.1
2015年 15.9
2016年 17.2
2017年 18.2
2018年 17.5
2019年 17.2
2020年 17.4
(単位:60kg百万袋)
<減産主因4点とその補足説明について>
1.降雨過多:縦長の国土の南・中央・北部で、それぞれ違う乾期と雨期のパターンとリズムを持つ。開花後8ヶ月かけて成熟するコーヒーは各成長過程に適した土壌湿度があり、狂うと問題。
2.さび病:多湿でさび病が発生し収穫が減った。
3.肥料高騰:2008年石油高で肥料高騰し施肥不足の結果木が弱り減産。現在状況は少し改善した。
4.若木への植え替え途中で一時的に減産。
<今後の対策について>
「人は天候を変えられないが、さび病対策はできる。」とし、さび病に強い品種と若木への植え替えを推進している。上述の生産数は、全国約90万haあるコーヒー生産地を毎年13万ha対象に植え替えて、2015年には更新を完了する計画での数字である。
植え替える品種については、さび病に強いティピカの品種改良種タビ(TABI)種を開発したとのこと。