コロンビア産地情報 2012年05月
2012年5月26日
・全体的には気温が低く降雨が続いているが、晴天も見られるとのこと。ミタカクロップの地域(主に中南部)では、開花が順調だったため、過去数年と比較して収穫数量増が予想されている。ウィラ等中南部地域では収穫が遅れているが、ナリーニョは順調。
・ミタカクロップの生産量減により、2012年の生産量は史上最低レベルにまで落ちる可能性がある。4〜6月の間に収穫されるミタカの生産量は年間生産量の約3分の1に相当する。しかしながら生産者たちからは、昨年の3.1百万袋/60kgから30%減との声も聞かれ、年間生産量では昨年の7.8百万袋を下回る可能性があると見ている。
・ラニーニャによる長雨とリノベーションの影響が大きく、年間生産量に関しては7百万〜7.2百万、また7百万に届かないのではとの声も出始めている。
・FNCによると、4月の生産量は前年同期比11%増の58万袋/60kgとなり、輸出量は49.5万袋となった。また、この先の数カ月は生産量が増加すると予想されているものの、完全に生産量が回復するのは、リノベーション後の新しい樹による生産が始まってからになるとのこと。