産地事情 コロンビア 2011年07月
7月28日
例年7月は降雨量が減少するものの、今年は大西洋側から到来する湿った空気の影響で、特にAntioquia州等の中部を中心に例年に比べ湿度の高い状態となっているものの、今のところニュークロップの生産量に大きな影響はない見通し。
7月21日
FNCによると、多雨による開花不順の影響で、6月の生産量は前年同月(78万袋/60Kg)比40%減の47.1万袋となり、1〜6月の累計生産量 は前年同期(404万袋)比2%増の412万袋となったとのこと。また、6月の輸出量は前年同月比12%減の57.2万袋となったものの、1〜6月の 累計輸出量は前年同期比18%増の417万袋となったとのこと。
FNCは2015年までに同国のほぼ全てのコーヒー生産地でリノベーションを行う予定で、既に4万7千ヘクタール(全体の生産面積85万ヘク タールの約5.5%)でリノベーションが完了した模様。
キンディオ県コーヒー生産者委員会のPrieto委員長は、同県においてさび病の被害が縮小していることを発表した。
昨年5月時点では栽培面積の36.5%が被害を受けていたが、今年の5月には7.5%に減少。被害縮小の要因として農業省とともに取り組んできた「Colombia sin Roya(さび病のないコロンビア)」プロジェクトによる殺菌剤や肥料、耐性のある品種の導入支援をあげている。
またさび病の被害を受けた70%がティピカもしくはカトゥーラであることにも言及している。