エチオピア産地情報 2011年8月
8月3日
海外からのナチュラルの引き合いが旺盛で、海外向けの成約は前週比44%増の約2万袋/60kgとなった。
国内取引では、ウォッシュドの需要が低いものの、生産者が8月7日の取引期限を前にECXへ持ち込んでいるため、ECXや輸出者の手元にウォッシュドが滞留すると見られている。ナチュラルとウォッシュドを合わせた取引量は約2.4万袋だった。
東アフリカを襲っている旱魃の影響は同国東部〜南東部の低地で見られるものの、中央部〜西部を中心とした高地のコーヒー生産地域での影響は限定的とのこと。Sidamo南部の一部地域減産が見込まれるものの、Sidamo地域全体では今のところ昨クロップ程度の収穫量が見込めるとのこと。
また、Djimma、Lekempti、Harrarなどの地域では増産が見込まれるため、エチオピア全体で増産となる見通し。