インドネシア産地情報 2012年1月
2012年1月14日
(2011年クロップ)
・ 4日付のインドネシア・ファイナンス・トゥデー紙(23面)によると、同国コーヒー輸出業者連合のフタマ・スガンディ会長はこのほど、2011/12クロップの生産量が前クロップ比20%減の54万〜57万トンに留まるとの見通しを明らかにした。気候変動による天候不順が背景とのこと。また、2012年の輸出量が2011年の予測値35万トンを下回るとの見方も示した。別の業界団体コーヒー輸出業者協会(AEKI)のラヒム・カルタブラタ事務局長は、2011年の輸出量が2010年の41万トンから33万〜35万トンに縮小したと推測。2012年はさらに減少して26万4000〜28万トンに留まると予測した。農業省農園総局のアズワル香辛料・茶・コーヒー栽培局長は、農民の所有するコーヒー農園がヤシ農園等に用地転換されていることも生産減の一因と指摘。同省のガマル・ナシル農園総局長は、生産量を増やす為にコーヒーの農地や産業の開発を計画していると説明している。