ペルー産地情報 2012年1月
2012年1月14日
(2011年クロップ)
・ 2011年度の生産量は、前年度比18%増の約480万袋となった。尚、当生産量は過去最高。メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスの生産量を上回る数値。
・ 背景としては、①昨今の相場高騰によりコーヒー生産産業に携わる農家が増加していること、②他マイルドとの相対で低価格であることから、欧州(中東欧、ロシア含む)からの買付が増加していることが挙げられる。
・ 現在同国のコーヒー産地は約390千haだが、その内の120haは何らかの認証を保有しており、これが品質の向上/安定に寄与しているとのこと。
・ 2012年度は5%程度の減産が見込まれている。また、欧州の金融不安がどの程度実体経済に影響があるか不明であるが、欧州の需要減退の可能性が懸案事項となっている。