台湾のコーヒー農園研修レポート(2009.08)
日本から一番近い、コーヒー農園は、台湾にあります。
まだ国内消費だけで、輸出はほとんどありませんので生産量などの資料はありませんが、最近アメリカのカッピングコンテストで入賞するなどその品質が、コーヒー業界で話題になっています。
台湾のコーヒーの歴史は、昭和初期に日本の商社が、試験栽培をしたのが始まりのようです。
さらに、戦前日本統治時代、総督府の手で台湾東部と南部の山間部に実験農場が設置され、中でも雲林の古坑は環境がよく、良質のコーヒーを産出し、宮中にも献上されたことから「御用コーヒー」とも呼ばれたそうです。
戦後、コーヒー栽培は衰退しましたが、近年になって再興。4年前から古坑郷の主催で台湾コーヒーカーニバルが開催されるようになり、台湾コーヒーの名が内外に知られるようになりました。
そこで、スタッフみんなで台湾のコーヒー農園を2ヶ所たずねてみました。
台中から南に車で約2時間の雲林県古坑(クーカン)。
巴登(バーデン)コーヒー
これがコーヒーの木です。 |
農園は有機栽培とのことです。 |
青々としたコーヒーの実がついてます。 |
張社長がコーヒーの木のことを一生懸命説明してくれました。 |
コーヒーの木に実際に触れてみました。 |
お店の2Fでコーヒーのプレゼンテーションを聞きました。 |
みんなで記念撮影。
バーデンコーヒー (巴登)
BARDEN http://www.barden.com.tw/
BARDEN BLOG http://www.wretch.cc/blog/barden1984
E-MAIL bar.den@msa.hinet.net
雲林県古坑郷荷苞村小坑5-2号
Tel:+886-5-526-4905
生産量 5000kg/年
経営者 張 来恩
アラビカ100%
標高100m
有機栽培、
有機肥料
シェイドツリー 台湾杉
下草 花生藤
創業25年1984年
精製 ウォシュ
位置 北緯23度40分
台中から東に車で約2時間の南投恵孫林農(台湾国立中興大学)コーヒー農園。
ティビカのような原種系のコーヒーの木。
農園技師の林さんに説明して頂きました。 |
フォレスト栽培のコーヒー農園。 |
パネルで説明がありました。 |
農園のみんなと記念撮影。
恵孫林場(台湾国立中興大学)
南投県鹿谷郷広興村中正一
創業 1936年
生産量 1700kg
アラビカ100%
標高 450−500m
シェイドツリー 相思樹
面積 11.7ヘクタール
位置 北緯24度10分
台湾地図