コーヒーと健康Q&A
Q.コーヒー豆の賞味期限ってどれくらい?
A.約1ヶ月が目安です。
コーヒー豆はいたむものではありませんが、風味が段々落ちていきます。 ご購入は1ヶ月のご消費分を目安にして頂きます事をお勧めいたします。 また、密封の上、冷凍庫での保存をお勧めいたします。
Q.コーヒーは胃に悪いってホント?
A.心配無用です。
「胃の調子が悪いのはコーヒーの飲みすぎだから」という話をよく聞きます。 コーヒーには、胃酸の分泌を促進するカフェインが含まれているため、そう思われがちですが、カフェインは、紅茶、日本茶などにも含まれており、コーヒーだけが原因ではありません。 バランスのとれたおいしい食事の後のコーヒーは、カフェインが胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整えます。
Q.子どもはコーヒーを飲んじゃだめなの?
A.コーヒーが子どもに悪い影響を与えることはありません。
コーヒーは苦味の強い飲み物ですので、子どもには向いていないと考えられがちですが、飲んだから悪影響があるということではありません。コーヒーにもたんぱく質、ミネラルなどが豊富に含まれていますので、栄養補給になります。 ミルクやクリームをたっぷり入れたカフェオレなら、家族全員で楽しむことができるでしょう。
Q.コーヒーを飲むと血圧が上がるって聞いたんだけど…
A.心配ありません。
コーヒーに含まれるカフェインには、心臓の働きを強める効果があるため、コーヒーを飲んだ直後はわずかに血圧が上昇します。しかしそれは一過性のものですのですぐに元に戻ります。アメリカのフラミンガムで行われた大規模な心臓に関する調査「フラミンガム心臓研究」などのいくつもの調査の結果、通常の飲み方では、高血圧を起こしたり、それを悪化させる心配はないと考えられています。
Q.コーヒーを飲むとガンになるってホント?
A.かつてそのような説がありましたが、今は否定されています。
1970年代、コーヒーを飲むことと膀胱ガン、膵ガンなどの発生に関わりがあると報告されました。しかし1985年以降の研究では乳ガン、膀胱ガンを含めたガンの発生とコーヒーの相関関係は見出されていません。 ラットによる実験でも、腫瘍は発生しませんでした。
Q.コーヒーは心臓に悪いって聞きました。
A.コーヒーを多く飲むと心臓病が起こるという証拠は見当たりません。
コーヒーと血圧の関係でもでてきましたが、コーヒーに含まれるカフェインには心臓の働きを強める効果があります。そのために狭心症や心筋梗塞などの心臓病とコーヒーに関わりがあると考えられていたことがありますが、大規模な研究の結果でも、その関係は証明されていません。 心臓病の原因となる要素は、不適切な生活、運動不足、脂肪の取りすぎ、ストレス、喫煙などがあげられます。これらの要素を満たす人にコーヒーを多く飲む人が多いため、考えられていたことだと見られています。
Q.コーヒーはコレステロール値をあげるってホント?
A.一般的な飲み方で、コレステロール値が上がることはありません。
最近の研究では、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールを増加させるという報告がされています。 普通の飲み方では、コーヒーと悪玉コレステロールは関係ありません。
Q.コーヒーって中毒になるんでしょ?
A.コーヒーは中毒にはなりません。
コーヒーに含まれるカフェインには中毒性や依存性があると思われているようですが、実際は認められていません。国際疾病分類でも中毒物に指定されていません。 もし、中毒のようにコーヒーが飲みたくてたまらない人がいるならば、それは美味しさのせいでしょう。