コーヒー産地市況ニュース
2010年6月28日
2010/11 クロップ世界コーヒー生産量見通し(USDA)
USDA(米農務省)は、ブラジルの2010/11クロップの生産量が前クロップ比で10.5百万袋増の55.3百万袋(60kg/袋)になり、世界のコーヒー生産量は139.7百万袋に増加するとの見通しを発表した。また、USDAは、他のコーヒー主要生産国の2010/11クロップの生産量についても、ベトナムで18.7百万袋(前クロップ比+1.2百万袋)、インドネシア9.6百万袋(同+0.452百万袋)、コロンビア9百万袋(同+0.8百万袋)との見通しを示した。
2010年6月28日
メキシコ、コロンビア、ペルー、ドミニカと中米5ヶ国(グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、ニカラグア)の2010年5月におけるコーヒー輸出実績は前年同月比1.2%減少し、239万8,291袋と報告された。それにより、2009年10月−2010年5月の累計輸出実績は1590万8,152袋となり、前年同期比10.8%減っている。
バンコク発(6/21)日経ニュースによると、タイ南部でコーヒー農家が天然ゴムや油ヤシへ転作する動きがあり、今年のコーヒー栽培量は最大30%減る可能性がある。東南アジア諸国連合(ASEAN)関税撤廃の影響でゴム価格が上昇する一方、ベトナムやインドネシアから安価なコーヒー豆の輸入が増えているため、とくに南部に多いロブスタ種の生産農家による転作が目立っている。
2010年6月21日
米国農務省(USDA)の世界コーヒー需給見通しが18日に発表された。以下、世界コーヒー生産量推移グラフ(USDA)です。
2010/11年度世界生産量は1億3970万袋と予測され、その半分以上がブラジルとベトナムの2ヶ国で生産される見込み。
ブラジルは5,530万袋、ベトナムは1,873万袋、インドネシアは960万袋、コロンビアは900万袋、メキシコは460万袋の予測。
世界消費量は1億3150万袋との推定で、とくにブラジルと欧州における増加がめざましい、とのこと。主な消費国では、米国が2,370万袋、EU-27ヶ国が4,630万袋、ブラジルが1,950万袋、ベトナムが120万袋、日本は670万袋と推定されている。
2010年6月14日
6/10日時点のインターコンチネンタルエクスチェンジ(ICE)のアラビカ種認証在庫は226万8850袋。(ロイターES時事)
国際コーヒー機関(ICO)5月報によると、2010/11年度の世界コーヒー生産高は1億3,300万〜1億3,500万袋になる見通し。09/10年度の1億2,060万袋から1,000万袋超の増産見通しであるが、世界消費量も新興国中心に伸びており、2009年度は1億3200万袋、2010年には1億3400万袋と推測されている。
米国農務省はコロンビアの09/10年度コーヒー生産量について前年比1.6%増加して880万袋(1袋=60kg)との見通しを発表した。また2010/11年度クロップは1,100万袋に回復する見通しであり、同輸出は1,020万袋に達する予定、とのこと。
ブラジルのコーヒー輸出業者協会(CECAFE)は5月の月次コーヒー生豆輸出量は前年同月比2.2%減少して221万4千袋と発表した。同産地ではニュークロップコーヒーの収穫が順調に進んでおり、10日時点でコニロン50%、アラビカの16%が終了している、とのこと。
│ 最新情報へ戻る │