コーヒー産地市況ニュース
2011年1月31日
【ブラジル輸出数量】
ロイターの報道によると、2011年1月の輸出量は1月24日までに1,516,131袋(1袋=60kg)となっており、前月比50.1%減となった。
【コロンビア情報】
現地からの情報によると、コロンビアトラック協会と交通省間の国内輸送料金の値上げ交渉が決裂したため、来月2日同協会がストライキを予定しているとのこと。
【中米スターバックス新規出店情報】
現地新聞報道によると、米スターバックスは本年4月までにグアテマラにて第一号店を出店するとのこと。同社はエルサルバドルに既に2店出店しているが、フランチャイジーは同じ会社(Panacafe de Elsalvador S.A.、中米でピザハットやKFC等を展開中)とのこと。
2011年1月24日
【ニカラグア産地情報(Source:ニカラグアコーヒー協会)】
・同国の2010年12月の月間輸出量は、前年同期比43.7%増となる96,009袋となった。例年より早く降雨が観測され、開花・収穫の時期が約2ヶ月早まったことが主原因とのこと。
・また、激しい降雨の影響で、10/11クロップの収穫量は前クロップ比15%減となる見込み。
【インドネシア産地情報(Source:ロイター)】
・インドネシアの輸出業者は、次の収穫見通しが不透明なことから、コーヒーを一部ホールドしている模様。インドネシアコーヒー主産地のスマトラ島 では、今年は機構要因で一部地域の開花期が早まり、収穫開始も1月に前倒しされている。通常の収穫期である3〜4月には豆があまり残らない可能性もある。
【中米産地情報(Source:Anacafe(グアテマラ国立コーヒー生産者協会)】
・Anacafeは、2010年12月の中米、コロンビア、メキシコ、ペルー及びドミニカ共和国の合計月間輸出量が、前年の合計輸出量は5,45,538袋(前年同期比23%増)となった。
2011年1月24日
メキシコ、コロンビア、ピルー、ドミニカ共和国と中米5ヶ国からのコーヒー輸出量は昨年12月、2246万4千袋(1袋=60kg)に達し、前年同月比4割近く急増した。2010年10月〜12月の累計は541万袋となり、前年同期比約23%増加している。
ブラジルのコーヒー輸出業者協会(CECAFE)によると、2010年12月のコーヒー生豆輸出量は前年同月比37%増の312万袋となった。2010年通期の輸出総額も、表年であったことに加え、相場が上昇したことで、前年同期比33%増の57億ドルを達成した。
タンザニアコーヒーボードは2023年までに、現在の年間約100万袋の生産量を200万袋水準に増産する計画を明らかにした。
サラ・リー社は10日、向う5ヵ年でサステナブル・商品の購買をさらに拡大する計画を明らかにした、現状においてもUTZ認証コーヒーの最大購買者であることを自負する同社は、過去5年で180万袋以上を扱っているが、今後5年間でその3倍以上、少なくとも580万袋を目指す。長期的には、持続可能な生産を認証するコーヒーだけを使用する方針、とのこと。
2011年1月17日
FNCによると、12月のコロンビアの生産量は42%増の116万袋/60kgとなり、輸出量は40%増の110万袋となったとのこと。また、2010年の累計生産量は前年(780万袋/60kg)比14%増の892万袋となったものの、輸出量は前年比1%減781万袋となったとのこと。
ICOは、ベトナムの10/11クロップの生産量見通しを、前回見通し(1,750万袋/60kg)から、1,800万袋に上方修正した。
ICOは、アフリカとブラジルでの増産が見込まれることから、10/11クロップの生産量見通しを、前回見通し(1億3,300万袋/60kg)から、1億3,460万袋に上方修正した。
ベトナムのコーヒー輸出大手タイ・ホア・ベトナム・グループは、今年度の同国アラビカ種コーヒー収穫が従来予想から大幅に下方修正され、推計3万8000トン(63万3000袋/60kg)になったことを明らかにした。
インドのタタ・コーヒーは13日、インド市場参入を狙う米スターバックスとの提携へ向けて覚書を交わしたと発表した。スタバは先進国を中心に1万6000店を持っているが、新規出店の軸足を成長市場と位置付ける新興国に移しつつある。
2011年1月17日
【ブラジル産地情報(Cecafe(ブラジルコーヒー生産者協会)情報)】
・同国の2010年12月の月間輸出量は、前年度比約36%増となる341万袋となった。
・同国の2010年の年間総輸出量は、前年度比約9%増となる3,300万袋となった。
【2010-11クロップ情報(ICO発表・ロイター情報)】
・2010-11年クロップは134.6百万袋(1袋=60kgs)が全世界で生産されると予想する。前回予想より1.6百万袋増となっている。
・ICOの月報によると、前年度の生産数量は122.9百万袋(1袋=60kgs)であった。
・生産量の増加はアフリカの増産が前年度比2.48百万袋(1袋=60kgs)となり、大きく寄与している。
【米国大手コーヒーチェーン情報】
スターバックスは現地時間13日(木)、インドの財閥グループであるタタ・グループ傘下のタタ・コーヒーと提携したと発表した。MoU(The memorandum of understanding)にはインド産コーヒー豆の調達と焙煎分野における提携が盛り込まれたとのこと。
2011年1月11日
【ニカラグア産地情報】
ニカラグアの輸出業者によると、同国の10/11クロップ生産量は、現段階で09/10クロップ比で約30%(約140万袋/60kg)減少する見込みであるとの事(以前は約20%減の予想)。主な要因はクロップサイクル(10/11クロップは裏作に該当)であるが、天候等の影響等はなく品質的には問題ないとのこと。尚、依然として、コロンビアコーヒーの代替として、主に米国のロースターからの引き合いが強いとのこと。
【ブラジルクロップ情報】
ブラジル産業省は6日、2011/12年クロップの同国生産量は過去最高水準の裏作になるとの見通しを示した。尚、農業省傘下の国家食料供給公社(CONAB)は、4,190〜4,470万袋(袋=60KG)と予想を発表している。前回の裏作(2009/10年)は3,950万袋であった。
【インドネシア産地情報】
・ロイター通信によると、2010年12月におけるインドネシア・スマトラ産コーヒーの輸出量が約26千MTと、前年同期比42%増となった。
・然しながら、天候不順に見舞われた影響による輸出量の減少はカバーできず、2010年通年の輸出量は前年同期比28%減の約248千MTとなった。
・スマトラ産コーヒーの各月輸出量実績は、以下の通り
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | 6,740 | 6,607 | 8,004 | 12,187 | 18,112 | 24,846 | 35,045 | 25,902 | 35,528 | 25,452 | 23,072 | 26,255 | 247,750 |
2009年 | 14,658 | 10,158 | 12,323 | 17,010 | 29,079 | 57,338 | 50,889 | 46,106 | 39,499 | 30,909 | 16,444 | 18,430 | 342,844 |
増減 | -54% | -35% | -35% | -28% | -38% | -57% | -31% | -44% | -10% | -18% | 40% | 42% | -28% |
│ 最新情報へ戻る │