コーヒー産地市況ニュース
2011年2月14日
コロンビアでは天候にめぐまれたことで1月の生産・輸出量が前年に比べ大幅に回復した。1月の生産量は908,000袋で前年同月比76%増、輸出量は815,000袋で前年同月比51%増。2010/10-2011/1月期の輸出は337万袋で前年同期比36%増。
米国の食品大手JMスマッカー社は、ほぼすべてのコーヒー商品の値上げを実施した。過去8ヶ月間にコーヒー豆価格が85%上昇したことを受け、主要コーヒーブランドのフォルジャーズを含む商品価格を約10%値上げした。(ロイターFS時事8日)
ベトナムのVINACAFE関係者によると、2012年後半までに同国のインスタントコーヒー生産量は倍増し、年間1万トンとなる見込み。急速に伸びている国内需要に応じるため、同社も工場を増設中で、来年末までには年産5,000トンの能力を備える。
国際コーヒー機関(ICO)は2010/11年度の世界コーヒー生産量予測を1億3480万袋(前年比9.6%増)と発表。また、2011/12年度のブラジル生産量は4,190-4,470万袋との第1回見通しを示した。これは同国の裏年収穫量としては史上最高となる。2010年12月度のICO加盟国輸出は950万袋を記録し、暦年累計輸出量は9,750万袋(2009年=9,620万袋)となった。
2011年2月7日
【コロンビア運送業者によるストライキ】
コロンビア運送業者団体は、ストライキを2月3日より開始。カルタヘナ/ブエナベンチューラなどの港湾へ向かう車両の通行量は減少しており、3000台のトラックが貨物運送を停止したとのこと。運送業者の80%がストライキに参加したが、同国南部ではストライキは行われていない模様。尚、メインポートであるブエナベンチューラでは、船積に遅れが出ており、注意が必要。
【世界のコーヒー輸出量】
国際コーヒー機関(ICO)は、加盟国による昨年12月のコーヒー輸出量が9.5百万袋(1袋=60kg、以下同)、前年同月比で21%増となったことを発表した。10/11クロップ最初の3ヶ月間の同輸出量累計は25.7百万袋で前年同期比の16%増となった。
【グァテマラのコーヒー輸出量】
グァテマラコーヒー生産者協会(ANACAFE)は、同国1月のコーヒー輸出量が26.5万袋、前年同月比で15%減となったことを発表した。10/11クロップ最初の3ヶ月間の同輸出量累計は60.4万袋で前年同期比の3.9%減となった。
【メキシコの天候】
気象予報会社World Weather Inc.社は、現地時間の3日から4日早朝にかけてメキシコ上空に寒気が予想されており、同国コーヒー生産地域北部に降霜の可能性があると予報している。
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