コーヒー産地市況ニュース
2012年8月17日
ブラジル産地情報
今週は、パラナ州北部とサンパウロ州南部でのみ降雨が予想されているが、その他の地域ではで晴天で気温も上昇する見通しで、この天候は8月中頃まで続くと見られている。この天候を受けて、現在ゾナ・ダ・マタで60〜70%、ミナス・ジェライス州南部で40%程度に留まっている収穫が大きく進捗し国内流通量が増加、また品質に関しても大きく改善することが期待されている。
コロンビア産地情報
9月から12月までの間に約65%の確率でエルニーニョ現象が発生すると予想されている。エルニーニョ現象による乾燥した天候が生産を後押しし、2013年上期の収穫量は過去数年で最高となると期待されている。
グァテマラ産地情報
カレントクロップの高品質玉は残り僅かとなっている。適度な降水量のお陰で、コーヒーの生長は非常に順調であるが、南西部の一部の農園ではサビ病が発生している。
ホンジュラス産地情報
・カレントクロップの取引はほぼ完了しており、遅くとも9月中旬までには殆どの船積みも終了する見通し。
・引き続き降雨が観測されており、特に北部、中部、東部などでは降雨量が多かった模様。
・同国コーヒー協会(IHCAFE)によると、7月23日時点で販売量は544万袋/60Kg、輸出量は490万袋に達したとのこと。
エルサルバドル産地情報
・ニカラグア東部から熱帯波が接近している。土壌の水分率が十分な地域では翌クロップの生長は順調であるが、東部では過去数週間にわたり降雨がなく、コーヒーへの影響はまだ確認されていないが、低地で栽培されている農作物には既に被害が出ている模様。
・同国コーヒー協会(CSC)によると、11/12クロップの販売量は約95.8万袋/60Kg、輸出量は約67.9万袋となったとのこと。
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