コーヒー産地市況ニュース
2012年9月24日
グァテマラ産地情報
現地時間13日(木)午前10時ごろ、グァテマラシティ西方60kmに位置するFuego(フエゴ)火山(標高3763m)が噴火した。この火山は日頃より小規模な活動を繰り返しており、常時噴煙をあげているが、今回の大規模な噴火は2010年以来であり、付近の約1万人の住民が避難し警戒を続けている。同火山はアンティグアおよびアカテナンゴの中間に位置しているが、今のところコーヒー産地における目立った被害は報告されていません。
同火山の位置関係及び噴火の様子については、下記をご参照ください。
http://www.prensalibre.com/multimedia/Volcan_de_Fuego_5_773372656.html
インドネシア2012コーヒー生産は増加見込み
インドネシア農務省によると、2012年の同年のコーヒー生産量は1246万9千袋に達し、2011年の1056万7千袋に比べて18%増加する見込み。この数値は以前の予想袋数の1196万7千袋より4%アップした数値になっている。
ブラジル産地情報
Cepea(サンパウロ大学の研究グループ)は、収穫に適した乾燥した天候のおかげでブラジルのアラビカの収穫は9月後半には終了するだろうと見ている。同国は現在2012/13クロップの収穫期に入っており、政府の予測では5040万袋の生産量を記録する見込み。ロブスタの収穫はほぼ完了している一方で6月の雨によりアラビカの収穫は遅れていたが、9月の初旬は多くのコーヒー生産エリアで乾燥した天候になるとの予報が出ており、収穫は順調に進むとみられる。
7月の世界コーヒー輸出量
ICOの発表によると、7月の世界のコーヒー輸出量は911万袋であった(前年同期は773万袋)。ロブスタの輸出量が増加する一方でアラビカの輸出量は下落を続けている。2011年8月〜2012年7月の12ヶ月を見ると、アラビカの総輸出量は6518万袋(前年は6812万袋)、ロブスタは4072万袋(前年は3712万袋)となっている。
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